プロフィール

3分の1

  • Author:3分の1
  • お酒が飲める年頃です。
    お酒がどんどん弱くなる年頃です。

    私の世界は常に更新し続けているよ!
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--(--) | スポンサー広告 |
夢の話
 「残る鍵はあと3つ。」

 重くのしかかるその言葉。

 「かしこまりました。」

 “鍵の回収と監視”
 それが私の役目だった。“鍵”とは世界に5つしかないと言われる道具。名前の通り鍵の形をしていて、ドアに使う。使ったドアから何処に行けるかは鍵の性質による。しかし、5つの鍵のうち1つだけ、性質にとらわれない鍵がある。言い伝えによれば、その鍵だけ紅い石がはめ込まれているらしい。おとぎ話がまさか実在するだなんて誰も思わないだろう。しかし、実在する。
 この世界には私の所属する組織ともう一つの組織がある。どちらも世界にとっては良いものではない。何故私がそんな組織にいるか?鍵の知識がある人間などこの組織にはいない。この組織に鍵は2つ。あちらの組織にも鍵は2つ。紅石の鍵さえ手に入れば、あとは時間の問題だ。私はただ単に鍵と共にいたいだけだ。鍵を最もよく知り、使いこなせる。そう言って組織に入った。
 そんなある日、紅石の鍵が見付かったという連絡が入った。手に入れた人間は街の大富豪の次男坊。我が侭だが賢い男だった。

 「その鍵の使い方、知りたいと思うでしょう?主人公なら主人公らしく行動しなさい。」

 彼が主人公。私は脇役。
 街の建物が燃えている。騒ぎの中、私は彼にそう言った。出会いから印象は悪かった。これは性格の修正をしなくてはならないと思った。



 「昨日の火事で行方不明になった人達、みんな死んじゃった。」

 燃え跡を目の前に友人にそう言われて、私は泣いた。大切な友達が亡くなった。隣で彼がただ私を見下ろしている。

 「こんなに悲しいのが貴方には分からないの?」

 批難するように彼にそう言った。彼は別に気にする様子もなく、楽しそうに笑った。嫌な笑い方だった。

 「俺が無事だったからね。」
 「自分が無事なら知り合いや友人が死んでも大丈夫なの!?そんなだから、貴方は一人なの!付いて来なさい!!」

 私は彼の手を掴んで早足に歩きだす。

 「何する気だよ!?」
 「アンタに鍵の使い方を教えてあげる!」

 着いた場所は古いマンションのドアの前。前に彼を連れて鍵の使い方を教えた場所。

 「何だよ?別に何にも起こんねぇよ。」

 鍵を鍵穴に入れて彼がそう言った。

 「石をドアに付けて。」
 「はぁ?」
 「貸しなさい。」

 彼の手から鍵を奪い、鍵の装飾の石をドアに押し付けた。すると石だけがドアに埋まり、鍵から外れた。そのままドアに鍵をさし、鍵をあけた。ノックをしてドアを開けば、賢者と呼ばれる老人が出てくる。

 「あぁ、**さん。よくいらした。」
 「私達は3日前からきた。少し世話になる。火事で亡くなった人達を助けたい。」
 「どうぞ。」

 老人は少し考えてからそう言って、ドアを更に開いた。

 「この鍵で過去にもパラレルワールドにも行ける。分かった?」
 「・・・・」

 なかに通され、ドアの横の椅子に座る。ドアには鍵はささったまま。私は彼を先に部屋に入れさせ、鍵の芯を抜き取る。私の指には組織と紅石の鍵の芯が変形した物が指についた。これで鍵は本来の力を発揮しない。小指、薬指、人差し指に飾られた爪型の装飾に目を細めた。
 もちろん、鍵の型はあちらの組織に取られてしまった。

 「鍵、取られちまったぞ!」
 「別にいらない。これさえあれば、あれはただのがらくた。・・・残りの鍵は7つ。」
 「前に言ってた事と話が違う。」
 「知識のない者に嘘を教えるのは当然の事でしょ?鍵を一番理解して使えるのは私だし。でも、それには貴方の力が必要だから。」

 爪を見せる。

 「鍵も未来も世界も君のものにしてあげる。まずは、鍵集め。簡単に2つは手に入る。そしてとりあえず、火事で亡くなる人を助けよう。」

 あと君の性格の修正も重要だなと苦笑して、私はまた爪を眺めた。組織などとうに裏切るつもりだった。口元に笑みを抑える事ができない。そろそろ向かわなくては、出火の時間に間に合わない。




 そんな所で目が覚めました。
 風景はヨーロッパ。建物もアパートメントもヨーロッパ。そんな夢。あと、もっとブラックでした。
2008.12.14(Sun) | 夢日記 | cm(0) | tb(0) |
この記事へのトラックバックURL
http://rinrin53happy.blog13.fc2.com/tb.php/1077-28316517
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。