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溜め息
 今日も疲れたな。
 そう思って一人暮らしの部屋に帰る。鞄をベッドに投げ捨て、着ていたジャケットも投げ捨てた。皺になるなぁなんてどこか遠くで考えながらネクタイを緩める。今日は、正確には今日もだが、夕飯は外で済ましてきて良かったと思った。シャワーは浴びておこう。はぁと溜め息を吐き、浴室に向かった。
 仕事あがりなんていつもそうだ。気持ちも含めて全身がダルい。2年前までの学生だった頃が懐かしく、やけに輝いて思えた。2年で頭もかたくなった事に寂しさを感じる。今日帰ってきてから何度目になるか分からない溜め息。タオルで頭をガシガシと吹きながら浴室を出て冷蔵庫をあける。ビールはきらしてしまっていたから、先日彼女が来た時に置いていったペットボトルのスポーツ飲料を飲んだ。
 ベッドに投げ捨てられたジャケット達を見て苦笑する。
 皺になるよと言ってハンガーにかけておいてくれた彼女は今日はこの部屋にいない。帰って寝るだけのようだった汚い部屋を片付けて、夕飯を用意して待っていてくれる。たった2日間だったけれど、思い出すだけで少し寂しくなる。
 学生の頃からの付き合いの彼女。就職したら結婚しようだなんて言っておいて、就職して既に2年。最近プロポーズを期待している雰囲気を出すようになってきたけれど、そんな余裕が自分にあるわけがなくって、敢えて気付かないようにしている。でも、あんな日々になるなら結婚しても良いかもしれないだなんて、思ってしまった。一人でジャケットをハンガーにかけているとなぜか無性に寂しくなるのだ。女々しいにも程があるなとまた溜め息。
 ジャケットをハンガーにかけて、ズボンを一応畳んで、鞄をベッドから下ろすと、鞄の下敷きになっていた携帯を見付ける。横のライトが光って着信を知らせていた。開くとメールの知らせだった。誰からなんてこんなタイミングに一人しか思い付かない。メールを開くと案の定彼女からだった。お疲れ様といつもの出だし。内容はその日の仕事の愚痴だったり報告だったりする。今日は後者だ。お疲れ様と返事を打つ。今日は疲れたからもう寝るよと打って送ると少し経ってから返事がきた。メールの内容は早く休んでと書きながら、本人はそんなふうにはきっと思っていないのだろうと思う。まだメールのやり取りをしたそうな内容だ。本当に休めと思っているなら、すぐにおやすみなさいとメールを打つから分かりやすいものだ。でももう今日は本当に疲れたから寝てしまおう。数時間後にはまた朝がきて、仕事に行かなきゃいけない。こちらから先におやすみとメールを打つと、やっと、おやすみなさいというメールが返ってきた。それを見て、ベッドにうつ伏せで倒れる。疲れたと言う声と共に布団に飲み込まれた。
 次の休みは彼女とは被らない。一人で指輪でも見に行くかだなんて考えて、瞼を閉じた。



おわり。



ありそうな未来。
プロポーズに至るまで。
2011.05.26(Thu) | 日記 | cm(2) | tb(0) |
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この記事へのコメント
402.
久方ぶり。

ごめん…状況が飲み込めない…。
なんだってぇ??(汗)
とぉる | 2011.05.27 02:49 | edit
403.
あっ、これSSだから、日記じゃないの!
リアルじゃないんですの!

紛らわしくてゴメンよ!(>_<)


久々にやっとコメントの返事できた(苦笑)
3分の1 | 2011.05.27 23:14 | edit
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